ネット右翼と差別
最近ネット右翼と言う単語がそこかしこで聞かれるようになってきました。
ネット上のブログや2ch等で右翼的な事を発言する人々の事なんですが、
まあ私もこういったブログを書いてるので、ネット右翼の一人なのかもしれません。
(自分では保守だといいはってますが^^;)
しかし最近、そういったサイトを見てて、少し違和感を感じるようになりました。
なんというか保守や右翼という括りを通り越して、極右、もしくは民族主義者かと
言う位、なんでもかんでも朝鮮人や中国人(以下、特アと表現)のせいにする
傾向があるように思います。
例えば、イタリア人画家アルベルト・スギ氏の絵を、日本人画家和田義彦氏が
盗作した事件がありましたよね。
この事件の場合、盗作した側が日本人だったんですが、2ch等では
「和田義彦はチョンだ」とか「盗作するような奴は朝鮮へ帰れ」、
「日本人が盗作なんかするはずがない」等々。
また、前の記事にも書いた、綾香ちゃん殺害事件の時も同じような事がありました。
「こんなひどい事件を起こすのは日本人ではありえない」とか
「鈴香容疑者は特アな顔をしてる」、「畠山という苗字にはチョンが多い」等々。
しまいには、「在日は全員日本から出てけ」とまで。
どうもこういった発言を見てると、「日本人=善」、「特ア=悪」という図式を
無理矢理作り出そうとしているように思えます。
いや、確かに犯罪率をみても特アの人間の割合は高いし、
我々日本人に対して不愉快な事は多々あるのは重々わかっているんですが、
だからといって真面目にに生活してる人々もいるわけで。
今の風潮は、そういった真面目に生活してる人々をも差別してしまって
いるんじゃないかと思うわけです。
かつて日本人は、ここ日本において、朝鮮人を虐殺した事がありました。
(詳しくは、関東大震災・朝鮮人虐殺流言というサイトを見て下さい)
この事件も結局は朝鮮人を差別していた事により起こった事件だと思われます。
こういった悲惨な事件を起こさないためにも、もう少し冷静な目を持つ必要が
あるのではないかと、最近思っていたりします。
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